バリアブル印刷とは?活用事例とメリット・デメリット、基本的な知識まで徹底解説

チラシやDMを作る中で、
「一部分だけ内容を変えたものを作りたい」と思ったことはありませんか?
宛名やメインコピー、QRコードを個々のニーズに対応させたい。
でも、そのために大量印刷するのは現実的ではない。
そんな課題から注目されているのがバリアブル印刷です。
もともとはチラシや販促物で使われてきた印刷手法ですが、
近年では商品パッケージにも活用され始めています。
この記事では、
バリアブル印刷の基本から、メリットとデメリット、
そして商品パッケージでの使いどころまでを整理します。
まずは、バリアブル印刷の仕組みから見ていきましょう。
目次
- バリアブル印刷とは?仕組みと基本をわかりやすく解説
- バリアブル印刷で何ができる?活用シーンと具体例
- バリアブル印刷のメリット/デメリット
- 小ロット・多品種ならBrixaという選択肢
- 今すぐ出来るバリアブル印刷のパッケージ製造と発注の流れ
バリアブル印刷とは?仕組みと基本をわかりやすく解説
バリアブル印刷とは、同じ印刷工程の中で、1枚ごとに印刷内容を変えられる印刷方法です。
従来の印刷では「すべて同じデザイン」を大量に刷るのが基本でしたが、
バリアブル印刷では以下のような要素を個別に変更できます。
・文字(名前/番号/シリアル)
・画像
・色
・QRコード/バーコード
・デザインそのもの
「可変(variable)」という名前の通り、印刷データを可変させながら出力できるのが最大の特徴です。
どうやって実現している?仕組みの基本
バリアブル印刷は、主にデジタル印刷の仕組みを使って実現されています。
流れを簡単にすると以下の通りです。
1、ベースとなるデザインを作成
2、変更したい要素(文字/画像など)をデータ化
3、印刷時にデータを差し替えながら出力
このため、版を作り直す必要がなく、連続した印刷の中で内容を切り替えられます。
「全部同じものを大量に刷る」印刷ではなく、
“少しずつ違うものを、まとめて刷る”
それがバリアブル印刷の本質です。
バリアブル印刷はどんな人が使うべきか?
バリアブル印刷は、すべての印刷物に向いているわけではありません。
しかし、次の条件に1つでも当てはまる場合は、有力な選択肢になります。
判断基準①
同じ印刷物を複数パターンで使いたい
・地域/ターゲット別の訴求分け
・ABテスト前提の販促物
・SKU/フレーバー/成分違い
判断基準②
ロットは多くないが、種類が多い
・1デザイン数万枚ではない
・1種あたり数百〜数千枚
・種類が3種以上ある
判断基準③
検証/テスト/限定が前提
・売れるか分からない
・まず試したい
・在庫を持ちたくない
「パーソナライズ」との違いは?
バリアブル印刷は、よく「パーソナライズ印刷」と混同されますが、関係性は以下の通りです。
・バリアブル印刷:技術/印刷手法
・パーソナライズ:活用方法(個別最適化を表す)
つまり、
パーソナライズを実現するための手段がバリアブル印刷、という位置づけです。
次の章では、バリアブル印刷は具体的に「何ができるのか」「どんな活用があるのか」を、事例ベースで整理します。
バリアブル印刷で何ができる?活用シーンと具体例
実際にバリアブル印刷の特性を活かした手法は、さまざまな印刷物で実務的に使われています。
活用シーン①|チラシ・DMなどの販促物
もっとも一般的な活用例が、チラシやDMです。
| 可変内容 | 活用例 |
|---|---|
| 訴求文 | 地域・ターゲット別にコピーを変更 |
| QRコード | 誘導先LPを出し分け |
| 写真 | 商材・キャンペーンごとに差し替え |
| 価格/条件 | テスト用に複数パターンを同時配布 |
ABテストや反応検証を前提とした印刷に向いており、
「1種類に決めきらない」販促施策を可能にします。
活用シーン②|イベント・展示会向け印刷物
短期間/限定用途の印刷物とも相性が良いです。
・イベント名/日付を会場ごとに変更
・配布先別に内容を調整
・管理番号/来場者識別用の印刷
大量に刷って余らせるリスクを抑えつつ、
用途に合わせた最適化ができます。
活用シーン③|商品パッケージ(多品種・SKU展開)
近年増えているのが、商品パッケージへの活用です。
| 商材例 | 活用内容 |
|---|---|
| 健康食品 | フレーバーごとにデザイン変更 |
| 食品/化粧品 | 成分/訴求軸別に見せ分け |
| 雑貨 | カラー/柄違いを少量ずつ製造 |
新商品と既存商品を抱き合わせるなど、
複数デザインを同時に展開できる点が評価されています。
活用シーン④|テスト販売・限定企画
バリアブル印刷は、検証/企画用途とも相性が良いです。
・限定デザインの少量製造
・テスト販売用パッケージ
・キャンペーン連動の特別仕様
「まず試す → 売れたものを本格展開する」
という進め方を支えます。
バリアブル印刷でよくある失敗例
バリアブル印刷は、正しく管理/運用ができないと目に見えないコストが増加します。
・QRコードは可変にしたが、遷移先が同じで意味がなかった
・SKUごとにデザインを変えたが、管理ルールがなく現場が混乱
・データ設計が甘く、どれがどの商品か分からなくなった
管理体制や運用ルールを定めた上で、バリアブル印刷の導入を進めましょう。
バリアブル印刷が活きる共通条件
活用シーンは違っても、共通する条件はシンプルです。
・複数パターンを同時に扱いたい
・内容変更が前提になっている
・小ロットで無駄なく印刷したい
こうした条件がある印刷物では、
バリアブル印刷が有効な選択肢になります。
次の章では、バリアブル印刷のメリット/デメリットを整理します。
バリアブル印刷のメリット/デメリット
バリアブル印刷は、
「1枚ごとに内容を変えられる」という特徴を持った印刷手法であり、
この性質そのものが、メリットにもデメリットにもなります。
バリアブル印刷のメリット
1. 情報やデザインを柔軟に変えられる
最大のメリットは、
印刷物ごとに内容を変えられる柔軟性です。
・訴求文/価格/コピーを変える
・種類やSKUごとにデザインを分ける
・QRコードや番号を個別に付与する
「印刷=固定」という制約がなくなり、
運用前提で印刷を設計できるようになります。
2. 多パターンを同時に扱える
複数のデザインや情報を、
1回の印刷工程でまとめて出力できる点も大きな特徴です。
・ABテスト用に複数案を用意
・種類違いの商品を同時に製造
・限定/企画用のデザインを混在させる
「分けて刷る」
「後から刷り直す」
といった手間を減らせます。
3. 小ロットでも成立しやすい
バリアブル印刷は、
少量/多品種を前提に設計された印刷手法です。
・必要な分だけ刷れる
・余剰在庫を持ちにくい
・テストや検証用途に使いやすい
印刷物を「在庫」ではなく
必要な物を必要は分だけ印刷できる点が特徴です。
バリアブル印刷のデメリット
1. データ設計の手間がかかる
バリアブル印刷では、
可変部分を事前に設計する必要があります。
・どこを変えるか
・どこは固定するか
・どのデータを差し替えるか
設計が曖昧なまま進めると、
運用や修正が煩雑になりやすい点は注意が必要です。
2. 印刷品質・素材に制約が出る場合がある
印刷方式や設備によっては、
・色再現に限界がある
・対応できない素材がある
といった制約が出ることもあります。
用途によっては、事前の確認が欠かせません。
「変える前提」で使う印刷手法
バリアブル印刷は、
・内容を変える
・パターンを試す
・少量で動かす
といった変化を前提とした印刷に強い手法です。
次の章では、「パッケージ」でバリアブル印刷を発注するにはどうすべきかを、具体的に整理します。
小ロット・多品種ならBrixaという選択肢
ここまで読んで、
・バリアブル印刷が向いている条件は分かった
・「実際にどこで頼めばいいのか」が分からない
と感じている方も多いはずです。
実際、パッケージ用途でバリアブル印刷を検討すると、次の壁にぶつかりがちです。
・小ロット/多品種を前提にしていない
・SKUが増えると見積りや管理が破綻する
・バリアブル対応が特別オプション扱いで高額になる
こうした理由から、「理論上はできるが、実務では使いづらい」というケースも少なくありません。
Brixaがバリアブル印刷と相性が良い理由
Brixa(ブリックサ)とは、軟包装パッケージを製造可能なWebサービスで、
24時間いつでもその場で見積書の作成や発注まで行えるのが特徴です。
その他にも
・500枚から製造可能
・30日で納品可能
・デジタル印刷なため版代が不要
といった特徴もあります。
Brixaがバリアブル印刷と相性が良い理由は、
特別な製造フローがあるからではありません。
SKU違い/数量のばらつきが発生する前提で、
最初からその条件を確認したうえで話を進めている点にあります。
バリアブル印刷では、
「Aは500枚、Bは700枚、Cは1,000枚」といった数量のばらつきが珍しくありません。
多くのケースでは、
・見積りを分け直す
・発注を複数回する
・管理が煩雑になる
といった手戻りが発生しがちです。
Brixaでは、バリアブル印刷を前提に、
SKU別の数量指定やデータ管理を想定した進め方で対応しています。
そのため、
「多品種/数量ばらつき=手間が増える」という状況でも、
検討から発注までを現実的な手順を、最小限の工数で進めることができます。
次の章では、
こうした条件を前提にした場合、実際にどのような流れでパッケージ発注を進めるのかを整理します。
今すぐ出来るバリアブル印刷のパッケージ製造と発注の流れ
そんな方に向けて、その場でパッケージ製造の見積り、発注が行えるBrixaでの具体的な流れを紹介します。
初めての方でも迷わず進められる、発注の流れをご紹介します。
STEP1|包みたい商材・用途を相談
・商材の種類(食品/粉末/雑貨など)
・内容量やサイズ感
・保存性/遮光性の要否(わかる範囲で)
・現状の課題(破れやすい・湿気るなど)
STEP2|サイズ・仕様の提案
・袋形状(スタンド/平袋など)
・サイズ/マチ幅の目安
・フィルム構成(アルミ層含む)
・チャック形状/開封性/自立性
・オプション有無
STEP3|仕様確定・見積り
・500枚からの小ロット/大量製造どちらも相談可能
・オリジナル印刷
・コストと品質のバランス調整も可能
STEP4|製造・検品・納品
・軟包装パッケージ専門の製造体制
・最短30日の短納期
・指定場所への納品対応
比較から発注まで、現実的な一歩として
バリアブル印刷は便利ですが、
パッケージ用途では「どこまで可変にするか」「SKUごとの数量をどう分けるか」で進め方が大きく変わります。
まずは、
・可変にしたい項目(名称/成分表/デザインなど)
・SKU数と、おおよその数量配分
・想定している袋形状・素材条件(分かる範囲で)
この3点が整理できると、発注可否や進め方が現実的に判断できます。
Brixaでは、パッケージの見積り作成から発注までをWeb上で進められるため、
「まず条件を入れて、成立するかどうかを確認する」といった使い方も可能です。
バリアブル印刷を“使える手段”として検討したい方は、
まずは一度、SKUと数量の条件で見積りを作ってみてください。

お問い合わせはBrixaまで!